2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

燈 輪読会 2021年9月18日 メモ

機械学習を学ぶ上で非常に大切なことを教えていただいた気がするのでメモしておきます。 機械学習って本当にいくつものアルゴリズムとかコツがあってどんどん更新されていくので体系的に学ぶのが難しい学問だと思います。 ですので、コミュニティ内の人から…

松尾豊氏講演会メモ

今日は航空宇宙ではないですが、松尾研の講演会を聞いてきました。 今後必要なスキル AI・データサイエンスの高い知識・スキル 事業領域の経験・理解・洞察 基礎的な知識とスキル、必要に応じて学ぶ力 行動力 高い視座 起業のプロセス 技術を学ぶ 社会実装の…

Inspiration4 | Q&A with Inspiration4 Crew

www.youtube.com いよいよクルー全員が民間人のInspiration4の打ち上げが明日に迫っていますね。 今日はクルーのインタビューを見ていました。時間があればこのクルーたちのドキュメンタリーがNetflixで見られるらしいので見たいですね。 内容ですが、宇宙飛…

宇宙ステーション本体システム

安全性 宇宙機のシステムとしての安全性や搭乗員の安全性を脅かすような危害をハザードと言います。ハザードに対する対処は次の3つがあります。 ハザードが発生しにくいシステムにする ハザードが発生した時には速やかに警告を発するようにする ハザードが…

宇宙の中の人間

アルテミス計画のように有人宇宙探査はこれからも拡大していくと考えられるので、宇宙の中の人間というテーマで書いていこうと思います。 人間の生存条件 酸素:酸素が不足していると低酸素症になるし、多すぎても酸素中毒症になる。 炭酸ガス:大気中の炭酸…

宇宙ロボティクス

細かいアルゴリズムはもう少し基礎を固めてからもう一度勉強しなおそうと思います。全体的な流れをまとめます。 関節角度から手先(エンドエフェクタ:EE)の位置・方向を求めることを順キネマティクス、逆にEEの位置・方向から関節角度を求めることを逆キネ…

姿勢制御系の実際

宇宙ステーションのリブーストには第一手段としてドッキング中の輸送宇宙機の主エンジンがあります。主エンジン用推薬に制限がある場合はロシアのサービスモジュールを用いたり、あるいは、ドッキング中の補給船に推薬を移し、そのランデブ・ドッキングスラ…

液体推進薬の特徴について

液体推進薬の組み合わせに応じて長所と短所があるので、まとめます。 液体酸素・液体水素 メリット: 比推力が高い デメリット: 取扱いに制約が多い 打ち上げ直前でないと充填できない 四酸化二窒素・ヒドラジン系 メリット: 推進薬を充てんしたままで保存…

宇宙システムの実際

今回はロケットシステム、人工衛星システム、有人宇宙飛行についてどのような分野があるのかをまとめていきます。 ロケットシステム ロケット本体、打ち上げシステム、追跡管制システムの3つからなります。 打ち上げロケットには従来のロケットと比較して、…

宇宙環境

今回は宇宙環境についてまとめます。 高層大気の各層の分け方は次の通りです。 気温が高度とともに減少しなくなるところを対流圏界面(tropopause)と呼びます。ここより下を対流圏(troposphere)といいます。ここから上を高層大気といいます。 対流圏界面を超…

宇宙を利用した社会インフラ整備

主な衛星搭載センサーの種類 可視・反射赤外リモートセンシング 〇直感的にわかりやすい ×夜間観測不可 ×雲にさえぎられる 熱赤外リモートセンシング 〇観測できる範囲が広い 〇人に関係する温度領域が観測可能(海面や地表面の温度) ×解像度が低い マイク…

宇宙空間の安全保障

安全保障:(軍事はあくまで手段の一つ!) 国民の生命と財産の安全及び国家としての価値の保全を保証すること 宇宙安全保障:(宇宙空間の安全保障+宇宙空間を使った安全保障という二段) 宇宙を通じて、国民の生命と財産の安全及び国家としての価値の保全…

現状の宇宙開発の概要と第4次宇宙基本計画

スペースワン→日本の民間ロケット企業 SKYBOX Imaging→すべてシリコンバレーのベンチャーキャピタルから調達し、動画像撮像が可能、1m分解能を達成 準天頂衛星みちびき(GPSの補完・補強、メッセージサービス) 政府衛星:リモートセンシング衛星ALOSシリ…

宇宙通信の基礎知識

衛星通信の特徴 衛星通信のメリット 広域性(一台の人工衛星で地球の40%をカバー) 回線設定の柔軟性・同報性、広帯域性 信号品質の均一性 耐災害性 大容量 回線コストは距離に無関係なので、遠距離通信に向いています。 また、無線であるため、回線の設定…

2040年の宇宙産業における、人材と雇用の一致

今日はSDFのフォーラムに参加します。 岩本氏:「宇宙産業が広がっている。食、ヘルスケア、ロボティクスなど。分野が広がっていくにしたがって人材が必要(宇宙以外も含めて)。もうひとつはベンチャー企業でも十分なエンジニアがいないことが問題。宇宙業…

第27章 宇宙開発支援(27.5, 27.6以外)

衛星だけでなくロボットにも興味があるので、図書館でこの本を手に取ってみました。 数式の部分はもっとちゃんと力学を勉強しないと理解できなそうだったので、先にお目当ての宇宙開発の章の数式以外を読みました。 ロボットアームの先端に人型ロボットくっ…

今後の勉強について

今日駒場図書館で人工衛星の力学と制御ハンドブックの目次を見て、3~5章は特に難しそうだなと思い、6章から9章を先に読もうと思いました。 1章が読み終わったら6章に進みたいと思います。 古典力学だけでなく解析力学もちゃんと勉強しないといけないんだな…

1.3 人工衛星の軌道と軌道制御

人工衛星の軌道はケプラー軌道で近似されます。 軌道六要素のうち平均近点離隔(mean anomaly)がどこのことを言っているのかよくわかりませんでした。 人工衛星の摂動には次のような要因が考えられます。 中心天体の形がいびつで重力にムラがある。 →重力ポ…

1.2 人工衛星の姿勢と軌道

1.2.1 人工衛星の姿勢 人工衛星は様々な物質でできており、ケースバイケースで数学モデルを使い分ける必要があります。 剛体:衛星本体、それに剛についている弾性体も含めることがある。 弾性体:太陽電池パネルや大型アンテナなど 流体:液体燃料、ニュ-…

1.1 人工衛星のミッションと姿勢・軌道制御系の役割

「きく6号」の場合 最も厳しい指向要求精度は0.01度(Kaバンドマルチスポットビーム用のアンテナ)なのに対し、次のような姿勢を狂わせる要素があります。 柔軟構造物(電池パドルなど)の振動 太陽放射圧や熱変形によって緩やかに変化する外乱トルク →リア…

ブログをはじめました。

こんにちは! 航空宇宙工学科に内定し本格的に航空宇宙のキャリアがスタートしたので、その歩みをしっかりと残したいと思い、このブログをはじめました。 このブログの内容としては、 ・航空宇宙工学科の時間割や履修、普段の生活についての情報 ・宇宙工学…