0520 基礎設計メモ

作りやすい鋳物の形状設計

  • 中空な鋳物は、壁の厚みを均一にする。
    • 断面を均一にすると、重量材料、仕上費を抑えることができ、強い鋳物が得られる。
  • 急な断面変化を避ける、角Rを大きくする
  • 大きな隅肉を避ける。
  • ボス周りの大きな断面変化、アンダーカットを避ける。
    • 型の生成の自由度が下がってしまう。
  • 鋳型の種類によって最小肉厚が異なるので注意

鍛造

目的

  • 鍛造により粗大決勝を微細化し、材料の機械的性質を向上させる
  • 成形することにより、材料および機械加工を節約する

特徴

  • 高温に加熱して加工するため、材料の展延性が大きく、加工時間が短い
  • 壁打ちへこみ部と盛り上がり凸部からなる。
  • 盛り上がり部は正しい成形が困難。

鍛造に適した設計

  • 壁ずれを防止する設計をする
    • できるだけ左右対称にする
    • 精度向上、熱処理ゆがみが出にくい
  • 壁の制作が容易な形状にする
    • できるだけ円形を採用
  • 壁割面はなるべく平面とする
    • 壁の制作用意、製品の精度向上
  • 抜け勾配を考慮する
  • 角、隅のRを大きくとる
  • 面積の広い平面は避ける→材料の流れが悪い平面は少し角度を作る
  • 急激な熱悪変化を避ける
  • 仕上げ代を考慮する
  • 最小肉厚を参照する
  • 外角R標準を参照する
  • 要求精度の高い部分を上か下の一方に集める